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「特別の教科 道徳」~平成30年4月からスタート

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「特別の教科 道徳」 道徳は、1958年に教科外活動の一つとして特設され、来年(2018年)に60年の節目を迎えます。その節目となる2018年度、いよいよ小学校で、道徳は「特別の教科」として教えられることになります。さらに、中学校でも、翌2019年度に教科化されます。 「道徳」が「特別の教科」になると “教科書”と“評価” が導入されることになります。 *「特別の教科 道徳」は、他の教科のような5段階などの評価ではなく、記述式の評価が行われます。入試に評価は利用されず、調査書にも評価は記載されません。また、「道徳科」を教えるのは、免許を持つ専門の教員ではなく、これまで通り学級担任の教員になります。このように他の教科とは異なる枠組みの教科であるため、「特別の」がつく教科となっています。 全国の小中学校では、道徳の教科化に向けて着々と準備が進められています。 しかし、そんな中、先日、とある学校で教員として勤めている友人が 「道徳の教科化…こんな忙しいのに教科が増えるなんて…」 と、ポツりと呟きました。 多忙なイメージがある教員、勤務実態はどのようになっているのでしょうか。また、教員は、道徳…

コラム / 記事

「こんな人たち」ってどんな人たち?

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都議選最終日、安倍首相は秋葉原の街頭で、自らを批判する人たちに向けて、こう叫んだ。    「こんな人たちに、私たちは負けるわけにはいかないんです」  安倍政権は、特定秘密保護法や安保法制、「共謀罪」法を強行採決。それでいて、森友・加計学園問題について説明責任を果たそうとしていない。こういった状況で、国民が安倍政権を信頼するわけがない。安倍首相が都議選の応援演説を始めると、「安倍はやめろ」のコールが湧き上がった。そのコールに対して、多様な意見に耳を傾けるべき立場の首相が、「こんな人たち」と表現し、国民を「敵」と「味方」に二分するような発言を行ったのである。国民の怒りの声に対して真摯に耳を傾けようとせず、「こんな人たち」と吐き捨ててきた結果、都議選での自民党大敗、内閣支持率の急落に結びついたのではないだろうか。 ■「こんな人たち」ってどんな人たち? 安倍首相の言う「こんな人たち」とは、一体、どんな人たちなのか? 7月9日、全国各地で「安倍政権に退陣を求める緊急デモ」が開催され、国民による怒りの声が上がった。福岡においても、準備期間が1週間しかなかったにも関わらず、約200人が集まり、「安倍…

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―平成29年7月九州北部豪雨―

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―平成29年7月九州北部豪雨  7月5日から6日にわたって福岡県と大分県を中心とする九州北部を襲った集中豪雨。8月1日現在、九州北部豪雨で亡くなった方は、福岡県で33人、大分県で3人になりました。また、現在でも福岡県では6人の行方が分かっていません。一日でも早い復興のため、地域住民の方々やボランティアたちが復旧作業を進めています。しかし、流れ出た大量の流木の処理や雨により一度かき出した土砂が再び家屋に流れ込む事態が起こるなど全面復旧の時期も見通せない状況が続いています。最も大きな被害を受けた福岡県朝倉市では、今も約580人が避難所での生活を余儀なくされており、台風の季節が迫る中、不安な日々を過ごしています。 ―復旧の課題  九州北部豪雨の被災地では、災害ボランティアセンターが設置されるなど、ボランティアの受け入れが行われています。アイポス事務局も災害ボランティアとして、7月23日、福岡県朝倉市杷木に赴きました。杷木に到着すると、道路の脇には家屋からかき出された土砂や流木が大量に積み上げられており、改めて豪雨被害の大きさを実感。そこで、他のボランティアの方と共同で被害を受けた家屋の土砂の…

特集 / 記事

―安倍政権に退陣を求める緊急デモ福岡-(レポート)

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安倍さん。「こんな人たちの声」聞こえてますか? ―安倍政権に退陣を求める緊急デモ福岡- 「安倍はやめろ!」「国民なめんな」 福岡市内の繁華街に市民の怒りの声が響いた。デモが行われたのは7月9日、日曜日の夕方。翌日は朝から学校や仕事という人も多かっただろう。しかし、安倍政権退陣を求めるデモには高校生と思われる若者から年配者まで多くの人が集まり、福岡市中心部の街中は熱気に包まれた。 特定秘密保護法、安保法制、共謀罪の強行採決、森友学園、加計学園問題と果たされぬ説明責任、閣僚・自民党議員の相次ぐ問題発言と不祥事、不誠実な対応…。 本当に国民を“なめている”としか言いようがない。 自民党が大敗した東京都議選。その選挙戦で「傲る自民党」と「市民の怒り」を象徴する出来事が起きた。「安倍やめろ!」コールである。安倍首相が演説を始めた時に一際そのコールは大きくなり、「安倍やめろ」と書かれた横断幕が掲げられた。安倍首相は声を上げる市民に対して「こんな人たちに、私たちは負けるわけにはいかないんです」と叫び、最後まで耳を傾けることはなかった。安倍政権は、自分たちの都合の悪い主張をする市民を「こんな人たち」呼…

インタビュー / 記事

同世代に聞く若者によるムーブメントと、活動を続けていく道(民青福岡県委員長・山野遼大さん)

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 私たち「IPOS」は安保法案に反対するために立ち上がった若者たちがどのように政治に関わり、行動を起こすに至ったのかに焦点を当て、福岡の若者団体「FYM」(Fukuoka Youth Movement)のメンバーにインタビューを行いました。当時のムーブメントを起こした本人たちの声を聞き、そして、それを支えた周囲の大人たちの視点として出水薫教授(九州大学法学部)と後藤富和弁護士(大橋法律事務所)にインタビューに応えていただきました。  今回は、同じ若い世代でムーブメント以前から活動してきた民青福岡県委員長の山野遼大さんに、「当時のムーブメントをどういった視点で見ていたのか」、そして「どのような思いで活動を続けてきたのか」についてインタビューに応えていただきました。山野さんは、ムーブメント当時は「悔しさ」みたいなものを抱えつつも、「立憲主義」の危機を前にして共に声を上げられたことに感動したと言います。  安保法が成立して2年経とうとしている今、「共謀罪」法が強行採決され、今月11日に施行されてしまいました。山野さんのお話は「政治の中で生きている感覚」を持ち、「僕らを取り巻く制度を自分たちで…

インタビュー / 特集 / 記事

大人世代の視点から見た若者によるムーブメント(後藤富和弁護士)

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―2015年7月、今の政治や社会の在り方に疑問を持った福岡の若者たちが結成したFYM(Fukuoka YouthMovement)が今年3月をもって解散しました。今回は、彼ら彼女らの起こしたムーブメントについてこれまで長く運動に携わっている後藤弁護士ならではの視点でお話を聞きたいと思って伺いました。 後藤弁護士:大人世代から見ると若い世代が頑張っている姿が励みになりますし、応援したくなります。大学生たちから多少、無茶な…普通だったら難しいと思える提案があったとしても何とか実現させてあげたいという思いになります。 ―後藤弁護士の大学時代もそういった大学生ならではな無茶な活動をした経験はありますか? 後藤弁護士:学生時代に政治的な活動をしていたわけではないのですが、有機農業などの環境問題を扱うサークルを運営していました。今から考えればかなり無茶な動きをしていたのですが、周囲の大人たちは本当に僕らの無茶によく答えてくれていました。 ―畑を借りて活動されていらっしゃったとか 後藤弁護士:そうそう。講演会で知り合いになった大学の先生のところに相談したら、協力してもらえるお医者さんを紹介されて。と…

インタビュー / 記事

若者は政治を変えるのか~崔春海さん(元FYM)インタビュー全文~

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本記事は 若者は政治を変えるのか  の関連記事です。こちらと合わせてお読みください。 Q:そもそも政治や社会問題に興味を持ったきっかけを教えてください 崔:僕は“崔”という名前のとおり在日コリアンの関係で「政治」というものが身近にありました。僕はたまたま日本国籍ですけど。僕が高校を卒業して以降、父は政治の話を結構してくる感じで、家にも政治や社会問題に関する本が結構ありました。なので、僕は自然と政治について興味を持つようになりましたね。 Q:僕の家庭では全然、政治の話とかしないんですよ。テレビもバラエティ番組しか観てないですし。だから、どのように政治について話し合うのか分からないです。 崔:例えば、テレビでニュースが流れると父が「これはこういうことだよ」と解説してくる感じです。でも、最近は父に「こういうことだよ」と言われて、僕が「違うよ。こういうことだよ」と言い返して揉めたりすることもあります(笑) Q:つまり、政治について何かきっかけがあって興味を持ったというよりは物心ついた時から自然と? 崔:う~ん、物心ついた時からというか。父はミリタリー関係が好きで、プラモデルとか家にあって。そう…

コラム / 記事

ある好事家の書評② 山元七平『「空気」の研究』

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「空気」の支配と「抗空気罪」    現在の日本を支配しているのは「空気」である。このように感じる人は少なくないだろう。もちろんこの場合の「空気」というのは、単なる「大気中の気体」というような物理的な意味ではない。「空気を読めよ」というときの「空気」である。学校での友人との会話や職場での会議などにおいて、目には見えないが必ず従わなければならない「何か」に縛り付けられ、自分の本心とはまったく異なることを言わざるを得なかった、という経験は誰にでもあるだろう。   数年前、「KY」(空気が読めない)という造語が流行したが(現在でもしている?)、事実、日本では「空気」が読めないことは一種の罪であり、その罰として陰に陽に社会的な制裁を受けることがある。これにより、日本人は「空気」を読むことに敏感になり、周囲に迎合することが一種の美徳とみなされるようになる。もしそれに抗するような言動をとれば「抗空気罪」として「村八分」という仕打ちを受けることとなる。    では、この「空気」とはいったい何だろうか。なぜ、どのようにしてそのようなものが発生するのだろうか。それは日本社会にしか存在し…

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インタビュー企画「中国という隣人を身近に感じよう(後編)」

中国と言う隣人を知ろう

連載企画→中国は日本にとって本当に脅威なのか~日中関係と安保法制を考える~① インタビュー企画第一弾→インタビュー企画「中国という隣人を身近に感じよう(前編)」 Q、お話を聞いていて、自分が持っていたイメージと全く違う一面が見えてきました。僕たち一般人は、テレビの報道やネットの情報を見て印象を形作っていると思います。 A、マスコミがいろいろ煽っているなと感じます。センセーショナルなものがやはり売れるのでしょう。例えばPM2.5について、ことさらに中国から飛来することが報じられますが、そもそも中国のPM2.5の問題が出る前から、日本国内の工場や自動車から大量のPM 2.5が排出されていたのに、政府は対策を取ってきませんでした。日本国内のPM2.5問題がぎりぎり表面化するか否かという時に、あたかも中国から飛来してくる毒ガスかのように報道され、それが一般的な認識になってしまったのです。九州においてPM2.5は中国からの飛来もありますが、多くは九州内の工場や排ガスによるものに加えて、阿蘇や桜島などの噴煙によるものがたくさん含まれています。また、関東になるとほとんど国産のPM2.5ばかりです。 …

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