1991年、アメリカ合衆国下院議員となる

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By Lawrence Jackson (whitehouse.gov) [Public domain], via Wikimedia Commons

・1988年、ヴァーモント州選出の下院議員が引退したので、下院議員に立候補したが落選。共和党スミス41%、サンダース38%、民主党ポイリエが19%。

・1990年、下院議員選挙に立候補、金持ちが裕福になるほど、中間層は収縮し、新たに生み出された雇用は低賃金な仕事ばかりで、ヴァーモントの人々は政治の現状に不満を抱くようになっていた。共和党下院議員のスミスが財政調整法案とメディケア削減に賛成票を投じてから、スミスの支持が減ってきた。サンダースは56%の得票率で初勝利。現職の共和党候補スミス40%、民主党サンドヴァル3%。その後、2007年1月に上院議員に移るまで得票を伸ばしながら連続当選。

・下院の採決のテロップを表示するときには、民主党議員の行、共和党議員の行、無所属議員の行がある。地元のみんなから「バーニー、君がどれに投票したかいつも分かっているよ」と言われる。私はツイている。

2007年からヴァーモント州選出の上院議員(任期6年)となり、今日まで70%を超える高い得票率で連続当選している。

 

悪玉を仕立て上げる議会

・人々に福祉から抜け出してほしいなら、人々が福祉から移行しつつ子どもを守るために必要とする教育、職業訓練、育児支援を、政府が提供しなければならない。フードスタンプや育児支援を増やすことが必要。しかし、フードスタンプ予算の200億ドル削減を要求する共和党の法案に民主党の98人が支持して、賛成328、反対101で可決。貧困の原因は貧者にあるという考えが蔓延している。

・共和党は人々の無知を利用することに成功した。アメリカ人は、国が財政均衡に向かうためには、福祉の削減が必要なのだと信じている。その一方で、共和党執行部が6年間で600億ドルほど軍事費を増やしていることは、福祉の削減によって節約される額よりも多いという事を知らない。

・共和党は国民に、連邦政府の赤字は貧困層のせいであり、この20年間の、金持ちに大幅減税をし、軍事契約企業に大盤振る舞いする一連の政策のせいではないのだと、信じ込ませることに成功した。

〇二大政党が低所得者の問題を無視し続ける限り、貧困層は政治などどうでもよいと思って投票も政治参加もしない。サンダースがバーリントン市長だった時、投票率が2倍近くなった。低所得の人々のために立ち上がって闘うことを明白にし、その通り実行したからである。投票に意味があると思えば、貧困層は投票する。彼らが投票すれば、政府は、経済的不公正、医療、教育など、今日ほとんど無視されている問題に、もっと注意を向けるだろう。

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酒井 嘉子
九州大学名誉教授