世界の国々から見た日本と中国

 次に先進国の中で、アメリカ向けの輸出がどうかを見ていきます(図1-8a)。1-8a2004年までは、アメリカ向けの輸出は、日本と中国は同じくらいでした。それ以降、日本はあまり変わらないけれど、中国の伸びがすごい。これをアメリカから見るとどうでしょう。アメリカにとって中国は大切な貿易相手国ということになります。

 ではヨーロッパはどうか(図1-8b)。img_8408これも2004年くらいまでは日本も中国も同じくらいの存在感だった。ところが今や3倍くらいの差がつけられている。アジアではどうか(図1-8c)。img_8409アジアの国々に対しても、2006年くらいに逆転して、以降は差が開くばかり。このグラフを見るのは嫌でしょう。去年この勉強を始めて、グラフを見たときはショックでたまらなかったのです。私の息子は12歳です。この子が大学を出て社会に出るときに、日本の社会はどうなっているだろうか。この感じで行くと、うちの息子が社会に出る頃の外資系企業というのは、中国系ですよ。今でも電化製品の企業で純日本というのはあまりないでしょう。

 次に中南米を見ると、全然話にならないですね(図1-8e)。img_8410アフリカです(図1-8d)。img_8411アフリカは最後に残された巨大市場といわれていますね。みんな狙っています。ここも2004年くらいまではあまり変わらなかったけれど、日本はあまり変わらなくて、中国のこの伸びを見てください。8倍くらいの差がついていますかね。特にアフリカにおいて差が大きいでしょう。アフリカはこれから伸びていくところです。これはとても大事な意味を持つグラフですね。

 今や「世界の工場」となったのは、日本ではなくて中国ですね。サンヨーの冷蔵庫(パナソニック)も今や中国系ですね。

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後藤とみかず
1968年生まれ、47歳。 福岡大学法学部卒、2002年弁護士登録。福岡県弁護士会所属。