民衆レベルでつながっている日本と中国

 

 今日本と中国、交流がすごく深まっています。先日、日中友好協会にクロスFMから取材が来て、30分間話してくれという依頼がありました。中国脅威論が盛んに言われているけれども、本当にそうなのか、そのことを話してくれということでした。その時に、日中友好協会だけではなくて、中国から来ている留学生もぜひ呼んでくださいと言って、一緒に参加することになりました。この留学生は、私の長女と呼んでいるんですが、中国からの留学生です。日本で幼稚園の先生をしていました。福岡教育大学の大学院まで行って、幼稚園の先生をしています。若者たちは、中国と日本の国境を軽く越える。文化の違いも軽く越える。そして彼女は幼稚園の先生として日本の子どもたちの教育をしている。

 今本屋さんに行けば、売れるから、中国脅威論とか、嫌中国とか、そういう本をヘイト本というのですが、いっぱい並んでいます。週刊誌もそんなネタばかりです。

たとえばPM2.5、北京から毒ガスが来るなどと書いているんです。馬鹿かと思いますよ。PM2.5というと中国だと思っているでしょう。PM2.5の問題は10年以上前からずっと言われてきた問題ですよ。日本政府は問題ないと未だに取り合わないのです。ご承知の通りPM2.5というのは毒ガスではありません。粒子の大きさを示す言葉です。粒子の大きさが直径2.5μm以下という微粒子のことです。粒子が小さいから鼻毛の間を通過して肺に入ってしまう。だから気管支や肺の病気になりますよということを、公害の被害者や環境問題に関わっている人たちは言ってきたのだけれど、一切無視してきたのが日本政府です。何故かというと日本の自動車がPM2.5を撒き散らしているからです。日本はすでにPM2.5で汚されているのです。国産のPM2.5です。そこに中国の工業化が進んで、中国産のPM2.5が加わった。つまり日本産のPM2.5がコップの縁すれすれまでたまっていたところに、中国から飛んできたものだからあふれちゃったということです。PM2.5というと中国が犯人みたいに言うけれど、違います。日本産の物がたくさんあって、それを減らす努力を日本はしていないのです。もうひとつ言うと、九州で春先にPM2.5が多くなるのは、間違いなく阿蘇や久住の野焼きが原因です。野焼きをすると途端にPM2.5は上がります。桜島が噴火しても上がります。PM2.5というと中国だと、そんなふうに洗脳されています。

 今博多港には、大型クルーズ船が、毎日のように入港しています。大きなマンションのような巨大な船がたくさん博多湾に浮かんでいます。そしてここからどっと買い物客が博多の街に繰り出してくる。みんな天神に行きます。博多駅にも行きます。太宰府天満宮に行ってみてください。9割は中国人です。

 福岡の街では、デパートや商店にはこのマークが貼ってあります。img_8418これは中国のクレジットカードです。Union Pay使えますよというマークです。コンビニにも貼っています。JCBではないのです。中国人熱烈歓迎です。警固公園の前に、バーニーズニューヨークという、ニューヨーク風のしゃれたデパートがあるんですが、2月に前を通ったら、Happy New Year と書いてあるんです。お客さんは私たちではないのです。中国の人がお客さんだから、春節、2月が Happy New Year なんです。今福岡の人たちは、中国に足を向けて寝られないですよ。この人たちがいなければ、福岡の経済は成り立たない(写真)。%e3%82%ad%e3%83%a3%e3%83%97%e3%83%81%e3%83%a3

 西新商店街、西南大学などがあるところですが、ここは「爆買い待機中」ですからね(写真)。%e3%82%ad%e3%83%a3%e3%83%97%e3%83%81%e3%83%a3まだお客さんはここまでは来ていないんです。でも、いつでも来いという態勢です。中国人は、さっきも言いましたが面子の国ですから、お土産を買っていくんです。一族中に同じお土産を買っていきますから、ドン・キホーテで1人当たりの買い物額は40万円ですからね。桁が違うというか、僕なんかとは2桁違いますね。

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後藤とみかず
1968年生まれ、47歳。 福岡大学法学部卒、2002年弁護士登録。福岡県弁護士会所属。