■【日米首脳会談】安倍首相、訪問先の米国でトランプ大統領とゴルフに興じる

 安倍首相は訪問先の米国において現地時間11日(土)、ドナルド・トランプ米大統領と共にゴルフをプレーした。午前中には「トランプナショナル・ゴルフクラブ・ジュピター」でアーニー・エルス(南アフリカ出身のプロゴルファー)も参加して18ホールをラウンド後、午後は大統領専用車で30分ほど移動して「トランプインターナショナル・ゴルフクラブ・ウエストパームビーチ」を9ホール回った。安倍首相は大統領選後、トランプ大統領にゴルフクラブ(フルオーダー品で価格は約50万円らしい!)をプレゼントしており、トランプ大統領は今回「一緒に昼食を取るよりゴルフコースを回った方が相手をよく分かるようになる」と自慢のコースに誘ったんだそう。golf-1649263_1280

■これまでも「ゴルフ外交」はあった?

安倍首相によるオバマ前大統領との「ゴルフ外交」・・・?

 2013年2月、安倍首相とオバマ前米大統領が日米首脳会談を行った際の「ゴルフ外交」?エピソードを紹介。

 2013年の「朝日新聞」の報道によれば、22日昼、米国ホワイトハウスで外交・安保問題を議論する会議を終えた後、昼食会場に移動したが、途中で小さな部屋に安倍首相が贈り物としたゴルフクラブが一つ置かれていたという。安倍総理は岸前総理がアイゼンハワー大統領とゴルフをしたエピソードをオバマ大統領に話したという。オバマ大統領がどちらが勝ったかと尋ねると、安倍首相は国家機密だと冗談で答えた。オバマ大統領の表情が緩んだ間に安倍総理は「ホールに入れます。私たちならできます」(Get in the hole!Yes,we,can)と話したという。今回の会談で成果を出そうという言葉だった。“ゴルフ狂”であるオバマ大統領の目が輝いたと「朝日新聞」は伝えた。

 

 オバマ大統領は、安倍首相に負けず劣らずのゴルフ好きだった。オバマ前大統領が初来日した際にはパターをプレゼントしてゴルフの誘いを待ったが、オバマ前大統領は在任中に安倍首相をゴルフに誘うことはなかった。

岸信介元首相とアイゼンハワー元米大統領の「ゴルフ外交」

 安倍首相の祖父である岸元首相が渡米(1957年)した際には、アイゼンハワー元米大統領とゴルフを楽しんだ。直後の取材でアイゼンハワー元米大統領が「大統領や総理大臣になると、嫌な奴と思っていても笑いながらテーブルを挟まなければならないことがある。しかし、ゴルフだけは好きな相手とでなければできないものだよ」と語ったり、大使館まで岸元首相を自分の車で送るなど、岸元首相との関係は非常に良好であったという。
 安倍首相は訪米前に、「目の前でホールを外して悔しがるアイゼンハワーの姿を見て、2人の距離は急速に縮まった」と岸元首相から聞いた話を披露した。

田中角栄元首相も「ゴルフ外交」

 1973年9月30日、田中角栄元首相は訪問先のイギリスのエドワード・ヒース元首相、北アイルランドのウィリアム・ホワイトロー元国務長官と、全英オープンの開催コースでもあるロイヤル・セント・ジョージスGCで親交を深めた。

以前からあった「ゴルフ外交」。しかし、「ゴルフ外交」に対する批判も。

■民進党蓮舫代表「ゴルフに興じる首相の姿、誇れるものではない」

民進党の蓮舫代表は11日、安倍晋三首相が訪問先の米国で予定しているトランプ大統領との「ゴルフ会談」に関し、トランプ氏が新たな大統領令による外国からの入国規制を検討していることを踏まえ「(トランプ氏に)厳しいまなざしが向けられている中、にこやかにゴルフに興じている日本の首相の姿は誇れるものではない」と批判した。(産経新聞2017.2.11)

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■ちなみに

 「ゴルフ外交」によってアイゼンハワー元米大統領と信頼関係を築いた岸元首相あったが・・・。昭和35年6月10日、アイゼンハワー大統領来日の準備をするために来日した米国特使の乗った車が安保に反対するデモ隊に包囲されて車を壊され、ヘリコプターで救出される騒ぎになってアイゼンハワー元米大統領の訪日は中止となった。6月23日、混乱の責任を取る形で岸元首相は閣議にて辞意を表明する。

アイポス編集部
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